欠損ドミノとは

  • 優ビル歯科医院
  • 上志津中央歯科

欠損のはじまりは虫歯・歯周病から

虫歯や歯周病で歯を失ってしまっても、「たった1本くらい、なんてことはない」と思われてはいませんか? しかし実はそのたった1本が、全身の健康を脅かす「欠損ドミノ」のスタートを切ってしまうのです。

「欠損ドミノ」とは?

欠損ドミノとは、1本の歯を失うことによってドミノのように次々とお口の環境が悪化し、さらに全身の健康にも支障が生まれていってしまう悪循環のことをいいます。欠損ドミノは、次のようなステージをふんで徐々に進行していきます。

ステージ1:1本の歯を失う 虫歯や歯周病によって、歯を1本失う。多くの場合、一番奥の歯「第一大臼歯」にはじまり、続いて「第二大臼歯」を失うことが多い。部分入れ歯やブリッジによる治療を行う。
ステージ2:複数の歯を失う 部分入れ歯やブリッジによって、周りの健康な歯に負担がかかり、複数の歯が失われる。
ステージ3:多くの歯を失う 咬み合わせが大きく乱れ、お口の環境のさらなる悪化によって、多くの歯が失われる。

歯の欠損が身体に与える影響

「咬む」ということは、食べ物の消化を助けたり、脳への刺激を与えたりするとても重要な行為です。「歯が痛い」「歯がグラグラする」「歯がない」などといった理由から咬むことができなくなってしまうと、やわらかい食べ物ばかりを選んだり、丸飲みしたりするしかありません。最悪の場合には、もう食べることができなくなってしまうこともあります。

食事という大切な生活習慣の乱れは、肥満や糖尿病、高血圧などの症状にはじまり、ゆくゆくは心筋梗塞や脳卒中、認知症など、取り返しのつかない事態を招いていまいます。1本の歯を失うということは、まさにその後の「欠損ドミノ」の引き金を引くことにほかなりません。生涯にわたって健康でいるために、お口のケアがどれだけ重要であるかを理解し、予防に励みましょう。

歯を失うことは、メタボリックシンドロームのはじまり

肥満、高血糖、高血圧などの危険因子が重なり合った状態、メタボリックシンドローム。メタボリックシンドロームの本質的な問題は、これらの危険因子によって、糖尿病や脳卒中、また心筋梗塞などといった、命にかかわる重大な病気が招かれてしまうことです。

メタボリックシンドロームを予防するには、自分の歯でしっかりと咬んで、ゆっくりと食事をとることが大切です。食べる物を選ぶことなくバランスのとれた食生活を送っていれば、メタボリックシンドロームは予防することができるのです。

そのため、大切なのは「歯を失わないこと」。歯を1本失うことをきっかけに、お口の健康がドミノ倒しのように次々と崩れ、生活習慣を乱してメタボリックシンドロームを招いてしまうことのないよう、日頃からお口のケアに注意しましょう。

咬むことの重要性

咬むことができなくなると、次のような悪影響が生まれます。

  • 食事が楽しめない
  • 消化不良を起こす
  • 脳に刺激が伝わらない
  • 筋肉が弱体化する
  • 生活習慣病を招き、全身の健康状態を悪化させる  など

たった1本の奥歯を失った場合、咀しゃく(そしゃく:咬み砕くこと)の力は約30~40%低下するといわれています。また高齢者については、自分の歯でしっかり咬めている方は健康状態がよいのに対し、歯がない方の60~70%が、寝たきりなどのあまり動けない状態であるというデータもあるのです。

つまり、「咬むこと」=「健康」だということ。大切な歯を守って日頃からしっかり咬むことを心がけ、健康を維持していきましょう。

【欠損ドミノを食い止めるには ~インプラントのすすめ~】

欠損ドミノを避けるためにもっとも大切なことは、「歯を失わないこと」。予防によって、お口の環境を健康に保つことが重要です。しかし、すでに歯を失いはじめてしまった場合にも、欠損ドミノの進行はできるだけ食い止めたいもの。そこでおすすめな治療が、インプラントです。

部分入れ歯やブリッジでは、どうしても固定するための健康な歯に負担をかけてしまいます。また、咬む力が顎の骨に伝わらないことで、顎の骨はどんどんやせていってしまいます。その点インプラントなら、失った歯単独での治療となるため、周りの歯に負担をかけることがありません。また、咬む力が顎の骨にしっかりと伝わり、やせるのを防ぐこともできるのです。

いったん入れ歯にして顎の骨がやせてしまえば、その後でインプラントにしたいと思っても、その分手間と費用がかさみます。インプラントは、お口の環境、また全身の健康維持のためにもっとも適しているといえる治療なのです。

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